業界全体で苦戦を強いられている小売業界において、29期連続で増益を続けている企業があります。大原孝治氏率いるドンキホーテホールディングスです。
首都圏を中心に新規出店を進めるドンキホーテですが、海外進出も行っています。現地法人の企業買収により、ハワイやカリフォルニアに続々と出店を行ってきましたが、2017年12月、グループ初のシンガポールにも進出しました。
実はこの店舗は、海外店舗初となる直営店です。ドンキホーテのインバウンド売上は、今やドンキホーテの売上の3.2%を占めるといいます。国内のドンキホーテ店舗において外国人旅行者向けに提供し、受け入れられてきたサービス、ノウハウを駆使し、新しい業態にチャレンジしていきます。今後はタイのバンコクへの出店も決定しており、ドンキホーテの海外戦略から目が離せません。
海外においても実績を出し続けているドンキホーテですが、その根幹にあるのは徹底した顧客最優先主義です。大原氏は、日本人や外国人に関わらず、ただ真摯にお客様のニーズに応え続けていくのが使命だと語っており、そうした姿勢が、結果的に業績に繋がっていると考えられます。近年では、観光だけではなく買い物のために日本を訪れる外国人観光客が増えています。ドンキホーテ国内店舗においても、免税店の拡大や、店舗への外国人対応スタッフの配置など、いち早くインバウンドへの対応が充実化しています。小売業界だけでなく、企業として見習いたい姿勢です。